社員ブログ
第8回道路橋点検士技術研修会に参加(2015.7.1~7.3)
7月1日(水)~7月3日(金)の3日間にわたりすみだリバーサイドホールで開催された「第8回道路橋点検士技術研修会」に参加してきました。
橋梁調査会の大石常務理事(元国土交通省)からは、道路橋の現状や損傷事例が報告されました。省令に基づき定期点検要領が策定され、その中で必要な知識・技能を有する者による点検を行わなければならないことから、国交省は「道路橋点検士」という民間資格を評価・認定したこと等について説明を受けました。
宮川京都大学特認教授からは、コンクリート橋を中心とした維持管理について、落橋・損傷事例の紹介から被害種別ごとの調査方法や最新技術などが報告され、社会資本としての橋梁を上手に維持管理し、丈夫で美しく長持ちさせていきたいと述べられました。
その後は、「橋梁定期点検要領」「損傷評価基準(付録-1)」「対策区分判定要領(付録-2)」「点検結果の記入要領(付録-3)」について解説されたほか、テキストにより「鋼橋の点検」「コンクリート橋の点検」「橋梁の補修補強」等について講義が行われました。
現地研修では、隅田川に架かる「西新井橋」(単純合成鋼鈑桁橋S36竣工)について点検し、点検調書(損傷図や損傷程度の評価)を作成する試験が行われました。
最後に橋梁調査や橋梁の構造、関係法令等について20問の試験が行われました。
